文章題で「最大・最小を求めよ」という問いが出たとき、手順は次の通りです:
放物線 \( y = a(x - p)^2 + q \) で \( a < 0 \) なら \( x = p \) で最大値 \( q \)、\( a > 0 \) なら最小値 \( q \) です。
下の図は2つの典型問題のグラフです。

仕入れ値が1個40円の商品がある。1個 \( x \) 円で売ると1日の販売数が \( (100 - x) \) 個になるとする(\( 40 < x < 100 \))。1日の総利益を最大にする販売価格と、そのときの最大利益を求めよ。
変数の設定:販売価格 \( x \) 円(\( 40 < x < 100 \))
目的関数(1日の総利益):
展開して平方完成します:
頂点を読む:\( a = -1 < 0 \) なので上に凸。頂点は \( (70,\ 900) \)。
\( x = 70 \) は定義域 \( 40 < x < 100 \) に含まれる ✓
答え:販売価格 \( x = 70 \) 円のとき、1日の最大利益は 900円。
長さ20mのロープを折り曲げて長方形の囲いを作る。囲いの面積が最大になる縦と横の長さを求めよ。
変数の設定:縦の長さを \( x \) m(\( 0 < x < 10 \))とおく。
横の長さ:周の長さが20mなので \( 2(x + \text{横}) = 20 \) → 横 \( = 10 - x \) m。
目的関数(面積):
頂点を読む:\( a = -1 < 0 \) なので上に凸。頂点は \( (5,\ 25) \)。
\( x = 5 \) は定義域 \( 0 < x < 10 \) に含まれる ✓
答え:縦 \( 5 \) m、横 \( 5 \) m のとき、最大面積は \( S = 25 \) m²。
正方形のとき面積が最大になります。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| ① 変数設定 | 何を \( x \) とおくか、\( x \) の範囲を明記する |
| ② 式化 | 最大・最小にしたい量を \( x \) の式で表す |
| ③ 平方完成 | \( a(x-p)^2 + q \) の形にする |
| ④ 頂点読む | \( a < 0 \):最大値 \( q \)、\( a > 0 \):最小値 \( q \) |
| ⑤ 範囲確認 | 頂点 \( x = p \) が定義域内にあるか確認する |
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