次の不等式を解け。
最初にすることは因数分解です。
これで \( x^2 - x - 6 = 0 \) の根(解)は \( x = -2,\ 3 \) とわかります。\( a = 1 > 0 \) なので放物線は上に凸(U字型)です。
ここで二次不等式の核心を確認します。
\( f(x) > 0 \) とは「\( f(x) \) の値が正」のことであり、グラフの言葉では「放物線 \( y = f(x) \) がx軸より上にある」ことを意味します。逆に \( f(x) < 0 \) は「放物線がx軸より下にある」ことです。
だから、「不等式の解を求める」= 「放物線がx軸より上(または下)にある \( x \) の範囲を読む」という作業です。
根 \( x = -2,\ 3 \) でグラフはx軸と交わります。上に凸の放物線 \( y = f(x) \) は、根の外側(\( x < -2 \) または \( x > 3 \))では x軸より上にあり、根の内側(\( -2 < x < 3 \))では x軸より下にあります。

(1) \( f(x) > 0 \) の解
放物線がx軸より上 → 根の外側
(2) \( f(x) < 0 \) の解
放物線がx軸より下 → 根の内側
上に凸の放物線は、頂点(最下点)が根と根のちょうど中間にあります。根の外側に行くほど放物線は上昇し、根の内側ではx軸より下に潜っています。
これは \( a > 0 \)、\( D > 0 \) のときの基本パターンです。次の記事では、D の符号によってこの構造がどう変わるかを確認します。
解は「放物線がx軸のどちら側にあるか」から読み取れる。\( a > 0,\ D > 0 \) のとき、不等式 \( f(x) > 0 \) の解は根の外側、\( f(x) < 0 \) の解は根の内側になる。
この問題を含む4問(基本・判別式・a<0・連立)の解説PDFを無料で配布しています。各問の方針と解の構造を図と照らしながら確認できます。